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2011年12月20日 (火)

マイロード 04

今日は久々に代休取れて、ゆっくりしました!
あと1日休みたいなぁ〜、なんて思っちゃいますが、惰弱な心に鞭打って、年末までに残されたわずかな期間を頑張ります!

お久しぶりに、長編更新します(´∀`)

上手くまとめられずに悩んだままの投下です(爆)

楽しんで頂けたら幸いです♪


(柊)


―――――――――――――――――――――――――――――

俺は皆を助けられると思っていた。
幸せに安心して暮らせる日々を、アイツらに、アイツに与えられる力が俺にはあるんだって信じてた。

それが幻想だと思い知った時。

僕は…


<マイロード:04>


ユーフェミアによる召集が特区議員全員へかかり、ゼロは副指令の扇を伴って特区議会室を訪れた。

特区設立後に役職などが細かく決定されていないため、早急に決定しなくてはならないとの伝達も受けている。

議会室に入れば円卓にはゼロとユーフェミアが相対する様に席が設けられており、ルルーシュは早くも問題を抱えることになった。

(解ってはいたが…。そう易々とナンバーズを受け入れられる訳がないか)

そわそわと落ち着かない扇を隣に座らせ、集まっている人びとを仮面越しに観察した。

円卓には既に桐原を始めとするキョウトも座している。

対するブリタニア側はダールトン将軍を始め、エリア11に所属し、特区に賛成の意を表した少数の貴族。

(…ほう)

その中にアッシュフォード家当主の姿があった。
こちらの視線に気付いたのか、アッシュフォードの翁は軽く会釈をしてきた。

(食えない老人だ)

会釈を返し仮面の中で密かに笑んだその時、議会室の扉が開かれ、ユーフェミアが姿を現した。
その姿を見て、各々絶句する。

「お集まりの皆さん、お待たせして申し訳ありませんでした」

頭を下げ謝罪した笑顔は、以前と変わらず美しい。
しかし、とても美しかった桃色の髪は肩までしかなく、結い上げられてはいなかった。

(…ユフィ)

どんな心境でユーフェミアが髪を切ったにせよ、実姉のコーネリアが愛しんだ髪を切る理由など、自分のせいでしかないのだろう。

ユーフェミアが席に着き、議会は開かれた。


一方その頃、スザクは特派トレーラー内で時間を持て余していた。
本来であれば、議会にユーフェミアと参加するはずであったが、昨日の騎士解任により欠席を余儀なくされたのだ。

「あ〜んな事になっちゃったんだから、当たり前だよね〜」

体を妙にしならせて楽しそうに笑った技術者の男は、背後から脳天に鉄拳を食らって地面に沈んだ。

「んごっ」

「あら、ごめんなさい。…サウンドバックかと思ってしまって、つい」

小首を傾げて鉄槌を下した女性はセシル・クルーミーその人だった。

いつもより容赦のないやりとりから、彼女も現在置かれている状況に余裕がない事を知る。

特派トレーラーのすぐ近くには、黒の騎士団が所有するトレーラーが並んでいた。

彼らは式典が終了した後、武装解除が確認されてから特区へと招き入れられていた。

もちろん、その周りは厳重体制が敷かれ、名目は外部への警戒となっているが、騎士団への牽制も兼ねていた。

この場でさすがに下手な動きはとらないだろう。

しかし相手はあのゼロだ。
油断したら、いつ足元を掬われるか分からない。

そんな緊張感の中でもスザクは昨日の事に思考を飛ばすことを止められなかった。


どうして傷付いている彼女に優しく語りかけられなかったのか。


それは自分が傷付いていただけではないことは分かっていた。

どうしたらいいのか分からなかった。

自分の立ち位置が見えなくなったのだ。

もう彼女の騎士ではないのだから、スザクはただの軍人だ。

皇女ではなくなったとしても、気安く話しかけられる相手ではない。

ルールに準ずるあまり、苦しむばかりだという事にスザクは気付かずに悩み続けた。


自分に出来ることを。
自分に求められている事を…。

(NEXT)

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